JavaScriptでは対象となるものをオブジ、ェク卜として扱う。ウインドウや画面に表示されているテキスト、画像など多くのものがオブジェクトとなる。 (X)HTML のタグもオブジェクトとして扱われる。オブジェクトはブラウザによって実装が異なり多くの種類がある。
オブジェク卜を生成するには new を使う。また、既存のオブジェク卜だけでなく、独自にオブジェクトを用意し生成することもできる。Java などほかの言語で、いえばクラス定義にあたるものだ。 JavaScriptでオブジェク卜のひな形を用意するには関数を定義するためのfunctionを使う。
JavaScriptの基本的なオブジェクトには多くのメソッドが用意されている。メソッドはオブジェク卜に対して何らかの処理を行わせるものだ。多くのメソッドは 何らかの結果を返す。メソッドはオブジェク卜内部ではメ ソッド名に function オブジェクトが定義されている。メソッド にパラメータを渡すには()内にカンマで区切って指定する。JavaScriptではイベ‘ン卜が発生すると、そのイベン卜はオブジェクトに 通知される。オブジェク卜にイベント発生時の処理が指定されていれば自動的に実行されるが、指定されていない場合には上位の階層にある オブジェク卜にイベン卜が次々と伝達される。これはイベントバブルアップと呼ばれる。上位にあるオブジェクトすべてに伝達されてしまうと不都合 なこともあるため、イベントバブルアップを停止するメソッドも用意されて いる。ただし、 IE と他のブラウザではメソッド名なとが異なる。 JavaScriptのイベン卜の定義は HTMLタグ内に記述する方法と、 外部ファイルで後付けで指定する方法がある。